文武両道は本当にいいことなのでしょうか。
ある人が「海外では一つ秀でたことがあれば賞賛されるが、日本は三つあってもされない」といっていました。
人間、一つ秀でたことがあれば、それで十分なのではないでしょうか。
確かに、文武両道は素晴らしいかもしれませんが、それには多大な努力が必要ですし、また努力したからといってなれるものでもありません。
それなら、一つの秀でたことを努力していくほうが、いいのではないでしょうか。
それでは立派な人間になれない、という声もあるかもしれませんが、文武両道だけが、立派な人間とも思えません。
「野村-野球=0」といった野村克也さんは、立派な人間ではなかったでしょうか。
日本人の自己肯定感の低さの一つに、文武両道を目指しているから、というのがあると思います。