将棋は百点の手を指すゲームではありません。
もちろん、そうしていくことが一番ですが、人間同士が指す以上どこかでミスは起きてしまうものです。
アマチュアの私が指せば、なおさらでしょう。
ですので、将棋では六十点や五十点の手を指して勝つことがよくあります。
なぜかというと、六十点といえどしっかり対応しないとその手が途端に百点の手に変わってしまうからです。
これは野球でピッチャーがど真ん中に投げてしまったのに、バッターが驚いてしまって空振りをしてしまうのによく似ています。
こう思うと、なんのために百点の手を指すことを目指しているのかわからなくなってしまいますが、ひょっとすると百点の手を指し続けるだけでは勝てないのではないか、と最近は思っています。