先日職場の人に「いやー仕事疲れたわ」と言いました。
その人も「同じく」と返しました。
そしてわたくしは「疲れてない日なんかないよね」と言ったところ「そうそう」と相槌を打ってもらい、少し話が弾みました。
あとでこの話を振り返った時に「これが真理なのかもしれない」と思ったのです。
世の中には「疲れを治そう」や「疲れを取ろう」のようなスローガンを掲げた商品が多くあります。
しかし、本当に大切なのは「疲れててもぼちぼちやっていけるスキル」ではないでしょうか。
もちろん、疲れがないことが一番なのでしょうが、それは現実的ではなく、それよりは多少疲れていても上手くやっていけるコツやノウハウを学んだほうがいいのではないでしょうか。
原発ゼロやゼロコロナと同じ考え方なのかもしれません。
のちに「ウィズコロナ」という言葉も出てきましたが、結局はいろんなものと共存していかなければならないのが人生というものなのでしょう。
良し悪しは関係ないようです。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
俵万智さんのこの歌の感覚が人を豊かにしてくれるのだと思います。