変、という言葉があります。
意味としては、おかしなという意味になります。
これに送り仮名をつけると、変わったや変わるになります。
どうやら、日本語は変化をおかしいと捉えるようです。
おそらく、儒教的な考えからでしょう。
異常という漢字も、常と異なる、と書くので共通点がありそうです。
変化や異常はおかしい、あるいは悪いと捉えるように日本語は発達しきましたが、実際のところどうなのでしょう。
確かに、大昔はそれが真実だったかもしれません。
ですが、現代も大昔も、まったく変わらないのでしょうか。
昔の考えは、それはそれで一つ筋の通ったものですし、大切にしていきたいものですが、現代に合わない部分があるというのも、しっかり認識する必要があるのではないでしょうか。