「しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」
ルカによる福音書 第五章 1節~11節
九回ツーアウトで、三点負けています。
マウンドには今季絶好調の絶対的守護神。
バッターボックスには八番バッターで、九番の代打も期待できそうにありません。
こういう時、試合を放棄したほうがいいのでしょうか。
強くなりたいなら、できないことでしょう。
こんな時は、辛いことですが、しっかりバッターボックスに立って三振しなければなりません。
しかし、それを続けることによって着実に強くなっていくのです。
冒頭の言葉で、私はどうしても漁師さんが確信を持って網をおろしたとは思えません。
心は、百パーセントとあきらめていたのではないでしょうか。
ですが、この漁師さんは行動をやめませんでした。
そして、それで十分なのではないでしょうか。
あきらめずに行動することも、あきらめても行動することも、どちらも難しいことだと思っています。