第80期名人戦

今年も名人戦の季節がやって来た。

渡辺名人に斎藤八段が挑戦する去年と同じカードになったが、はたして。

今年は観戦記をつけてみたい。

ソースはきちんとしたところから引っ張ってくるつもりだが、万一違反などがあれば注意していただければ幸いだ。

一回り強くなった斎藤八段を渡辺名人がどう迎え撃つか、楽しみだ。

丁度五十年前の1972年に、当時の大山名人を破って名人となったのが中原十六世名人だ。

当時の感覚を妾は知らないが「新しい時代が幕を開けたか」というような感じだったのではないだろうか。

そしていま、藤井聡太五冠という新しい風がやってきている。

間違いがなければ、来年の挑戦者になるだろう。

そして1972年の名人戦を最後に、大山十五世名人が名人位に復位することはなかった。

羽生九段も、今年B級1組の降級した。

この年は、語り継がれるような年になるのかもしれない。

そんな時代の境目に立ち会えたことが嬉しくもありつつ、藤井フィーバーよりもやはり羽生九段の降級が淋しいと思うのは、生で羽生九段のタイトル戦、和服姿を見たことがあるからかもしれない。

羽生九段が国民栄誉賞をもらった2018年に、妾が初段の免状を取ったのもあるだろう。

淋しさを抱きしめて懐古に走るには、まだまだ将棋を知らなさすぎると思っているのだが。