「若者は耐えることを知らん」
よく聞く言葉ですが、実際のところどうなのでしょう。
私は耐えるというのは、足が速いとか歌が上手いといった才能や特技の一部だと思っています。
そして、足が遅いから歩けないとか歌が下手だから声が出ないという風に考える人は少ないのではないでしょうか。
ですので、本当に若い人が耐えることを知らなかったとしても、まったく耐えられないとか我慢強くないということにはならないと思っています。
それよりも耐えることを知らないなら、知らないなりにどうしようかと考えるほうが、前向きで問題解決の糸口も見えてくるのではないのではでしょうか。
耐えてなにかを手に入れることは嬉しいことですが、耐えずに手に入れるのはもっと嬉しい、というのが人情だと思っています。