ワンピースの新しい映画がヒットしているようだ。
PV等々も見たが、ウタというキャラクターはそのままAdoさんに思えてならない。
いきがっている女の子が歌でなら世界を変えられると信じて、世界を変えようとするが男社会の既得権益には勝てず、結局は敗れる(この結末は違うかもしれない。妾は本編を見ていないから)
そう考えると制作会社もなかなかのブラックユーモアを仕込んだものだ。
この書き方からもわかるように、妾はAdoさんにいい印象を持っていない。
世の中では反骨とか、権力に立ち向かうというイメージがついているが、テレビを使って名前を売ろうとしている時点で、パチモノといわざるを得ない。
やるならハマショーみたいにテレビにはほとんど顔を出さないとか、そういう気概を持ってもらいたいものだ。
まあ、あれも商品だから、そういうイメージ戦略と捉えて楽しむのが正しい楽しみ方だろう。だとすれば、事務所のイメージ戦略は大成功というところか。
それに、Adoさんは世の中に歯向かう曲は多く歌っているが「これが本当に大切なことなんだ!」というような歌はあまり歌っていない。
ハマショーでいえば「もう一つの土曜日」や「thank you」や「I am a father」だ。
こういう曲を歌うから、ハマショーは反骨呼べるのだと思う。
ただ批判するなら、そこら辺の野党となにも変わらない。
Adoさんの曲からは、批判をした先のそのあとのビジョンがまったく見えてこない。Adoさんは、批判して一体何がしたいのだろう。
ここらへんで「こんにちは赤ちゃん」でも歌ってくれたら、妾もとても喜べるが、今のファンたちは愕然として離れていってしまうかもしれない。
Adoさんの熱狂ぶりを見ていると、政権交代した頃の民主党を思い出す。
あの頃は誰もが民主党に期待したものだ。新しい時代が来る。国民は胸を躍らせていた。
しかし、蓋を開けてみれば散々たる様で、極めつけはあの3・11での狼狽ぶり。
そして、結局は自民党に戻ってしまった。
おそらく、Adoさんにも近い将来3・11のような歌手活動を揺るがす大事件が起こるだろう。
神様は、こういう才能のある人にはちゃんと試練を与える存在だから。
そこで、Adoさんの真価が問われる。妾はそれを乗り越えたAdoさんを応援したい。
今よりも一皮も二皮もむけた、いい歌手になると思っている。
それまでは、10代で、女で、歌詞が刺激的で、ちょっと歌が上手いというくらいの歌手だ。
そんな歌手を応援する気には妾はなれない。どこにでもいる。
妾はAdoさんが35歳くらいになった時に、応援し始めようと思っている次第だ。