批判や愚痴

批判や愚痴をこぼすことはよくないこととされています。

本当にそうでしょうか。

確かに、批判したい人の目の前で罵詈雑言を言うのは考えものですが、心の中で「あんな奴……」と思ったり、気の置けない人と少し愚痴をこぼすくらいは全く問題ないように思います。

むしろ、言いたいことを我慢し続けて体を壊してしまうほうが問題です。

もし、批判や愚痴が殺人や強盗と同じくらい社会にとって害があるなら、殺人や強盗と同じくらいの刑罰のあるなんらかの法律が作られているでしょう。

生きていれば誰でも批判や愚痴の一つもこぼしたくなるものですし、しないようにと思ってもなかなかできないものです。

これは体のどこかを痛めてしまった時とよく似ています。

体を痛めてしまうと、つい「痛いなぁ」と言いたくなるものですし、だからといってどうすることもできませんがやはり「痛いなぁ」と言ってしまいます。

ですが、適切に対処すればその痛みが長引くことはありません。

そして、それを一番よく知っているのは自分なのではないでしょうか。