モブキャラ

人生はモブキャラでできている。最近そう思います。

わたくしであれ、読者の皆様であれ、モブなのです。

それが大きなうねりとなって、世界に横たわっているに過ぎないのです。

ゲームではたくさんのモブを倒し、そして数えられる程度の重要人物に出会うか倒すかで構成されています。

ゲームと現実の世界は映し鏡です。

現実の世界も多くのモブと、いくつかの重要な人物で構成されています。

それが嫌とか、それが正しいとかではなく、そういうものなのでしょう。

強引に結論を付けるなら、資本主義が望むから、ということになるでしょうか。

スヌーピーだったと思います。「人生はポーカーと一緒さ。与えられたカードで勝負するしかない」と言ったのは。

モブキャラとして生まれたのが嫌とかどうとかは関係なく、与えられたカードで勝負するしかないのです。

そして「ああ、自分はモブキャラなんだ」と自覚した時に見えてくる世界というのは、なかなかに味わい深いものなのだと思います。