2023-01-01から1年間の記事一覧

再スタート

稽古とは一より習ひ十を知り十よりはへるもとのその一 これは千利休の一首ですが、わたくしとしては少し異を唱えたい部分があります。 それは、一より習ひ、と、もとのその一、の部分です。 なにかを習い始める時、人は零からスタートします。なにもないとこ…

ある店の中に小さな蛾がいました。 その蛾は、なんとか店の外へ出ようと必死に羽を揺らし、透明な窓ガラスに頭をぶつけていました。隣では、せわしなく自動ドアが開いては閉まっています。 蛾にすれば、なぜ外へ出られないのかわからないでしょう。なにか遮…

一日

わたくしの一日は、起床から就寝迄、かなりの部分時間が決められています。 起床時間は7時、就寝時間は22時半。 10時頃に出社し17時には家に帰り、そこからラジオ体操などのストレッチをしたあと18時頃から洗濯をし、その頃に疲れたと感じた時は19時ごろから…

文体

羽生善治先生はたくさんの本を書かれていますし、わたくし自身羽生先生のことがとても好きなので、書かれた本をよく読んでいます。 ただ、書かれ方、書き方に時代の流れがあるのでしょうか。 「決断力」の剛とも呼べる文体に対し「迷いながら、強くなる」は…

ショートショート

一本のショートショートを書き上げるまでにかかる時間は、だいたい四時間でしょうか。 実際に書いている時間は二時間や長くて三時間なのですが、助走の時間が必要なのか、最初の三十分を使って、椅子に座り、話を書き始めます。 わたくしも、大変時間をかけ…

電信柱

冬。 澄み切った山々を見ると、返す返す電信柱が風景を損ねている、と思うことがあります。 画竜点睛を欠く、と思うのです。 わたくしとしては、かなり田舎のほうに暮らしているつもりなのですが、自然と(しかし、不自然に)電信柱がいくつも立っています。 …

浅慮

200文字程度なら書けるか、と思いブログを書き始めるわたくしがたまにいます。 200文字程度なら、と考えている時点でわたくしの浅慮は知れるのですが、それでも0と1は大差だ、と自分を慰めつつ、キーボードを打ち込んでいます。 ですから、ごく軽い気持ちで…

目を瞑る

時々、目を瞑るのが億劫になるまで目を瞑って横になることがあります。 寝れなくてもかまいません。 この行為が体に良いかはわかりませんが、わたくしが億劫になり始めるのは、目を瞑って三時間が経過した頃でしょうか。 そして目を開けて起きると、なんだか…

王将戦

先日(といっても、調べればわかってしまうのですが王将戦の第二局の大盤解説会に行ってきました。 抽選の結果、一日目だけ参加できることになり「今日来られた方は三倍の倍率を勝ち抜かれた方なのですよ」と、解説者の先生にいわれました。 わたくしも大盤解…

良い文章

良い文章とはなんでしょうか。 わたくしも漠然と「良い文章が書きたい」と思ってはいるのですが、この「良い文章」というものが、いまひとつよくわからないでいました。 「速く走りたい」や「140キロのボールが投げたい」のような具体的なものであればいいの…

メールのネタ

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、わたくしは今、9つのラジオにメールを書いている(自分で書くのは恥ずかしいものですが)メール職人です。 月平均で10~15通のメールを書いています。 どうやったらそんなにメールが書けるのですか、と昔のわたくし…

新年のご挨拶

謹んで初春のお慶びを申し上げます。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。 わたくしはあまり「今年の目標」というのを立てないのですが、強いてあげるなら「嫋やかな一年にしたい」になるでしょうか。 昨年は些か我を張り過ぎたきらいがあり、今年はなるべく…